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つづき譲・BLOG


自由・自立・連帯の精神のもと政治の課題等を考えます
by vmn05756
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都築 譲 Profile
昭和25年9月23日生
63歳
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一色中学、刈谷高校、
東京大学卒
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労働省入省、
愛知県庁勤務を経て
参議院議員(1期)、
衆議院議員(2期)
幡豆郡一色町長(2期)
- - - - - - - - - - - -
(財)三河郷友会理事
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健康法 一日一個のリンゴ
身長178.5cm 体重70kg
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連絡所
岡崎市大西町字渕田61-22
西尾市一色町一色上屋敷
267
Eメール:
tsuzuki5055@gmail.com

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ギリシャ国民性再論、 旧論考ー929)サラリーマンの一生

7月5日(日)、
 今日はギリシャの国民投票。昨日、ギリシャの国民性についてよく理解できないと記したが、ギリシャの政情(性情?)についてその歴史を見ると、都市国家アテネとスパルタが覇権を争った時代以降はローマ帝国、ビザンチン帝国その他近隣の各部族による支配、そして最後にオスマントルコ帝国の支配などなど大変な経緯を経て来たことが分かる。国民性も大変だなァ。


旧論考ー929)サラリーマンの一生  (2004.09.29作成)
 
 日本人の働きすぎ、企業への過剰な忠誠については、「人間の労働」の項で述べましたが、公共政策の不在から、日本人は壮大なムダを作らされ続けていると思います。
 サービス残業は当たり前で、過労死もあったり、死なないまでも脳梗塞や、心筋梗塞、ガンなどに冒されて、人生を楽しく生きるもとの健康さえ奪われてしまう、そんな人の話をよく聞きます。
 なぜそんなに働くのか。
 本人の生きがいもあります。
 でも多くの人は、安定した収入と生活を維持するためだと思います。
 それは当然です。雇用の場を提供するのは会社だからです。
 しかし、人々の生活は、会社だけで成り立っているのでありません。家族もあり、地域の社会のお付き合いもあり、同級生や友達もあり、自分の趣味などの楽しみもあり、公の義務(税金など)もあり、多様な関係の中で生活しているのです。
 この多様性こそ、私は人間の本質だと思います。
 肉も野菜も穀類も、人間は雑食でこそ、健康です。引きこもるのでなく、孤立するのでなく、いろんな人とお付き合いするのが当たり前なのです。
 だからその多様な生き方を可能にするために、労働時間の短縮が重要だと前に述べました。
 ここでは、会社の外での生活にかかわる事柄、多くは政治・行政の課題になるのですが、それを指摘したいと思います。
 残業までして働くのは、残業代をあてにして、住宅ローンを返す人が多いからだと思います。
 何千万円もの借金で、ご主人だけでは足りなくて、あるいは家計を潤すために、奥さんまでパートなどで働く家庭もたくさんあります。
 子供は小さいときは託児所に、学校に行けば鍵っ子になって、親子の生活もままなりません。
 何しろ都会地だったら通勤に一時間や二時間は当たり前、そうでなければ手ごろな住宅が手に入らないからです。
 残業と長時間通勤で、お父さんは、朝は朝星、夜は夜星の状態です。親子の対話どころか、親子の断絶、親の気持ちも、考えも、家族の文化も、伝統も子供たちに伝えることが出来ない、そんな家族が増えています。
 原因は、家が高いからです。年収の5倍程度を目標にしてきましたが、とても実現していません。
 しかも遠いし、狭いという問題もあります。庭付き一戸建てという発想を変えるべきだったのです。
 土いじりがしたければ、セカンドハウスを持って、あるいは都市公園で自然を楽しみながら、普段は都市の交通便利なところに広くて手ごろな価格で取得できるマンションなどに住む、そういう生活を可能にすべきだったのです。
 遠い住宅地では、山を削ったところでは、がけ崩れや土砂災害、池や田んぼを埋めたところでは地盤沈下や液状化の心配、もあります。
 そしてそこまでの道路を引いたり、電気、ガス、水道、電話などのライフラインを、膨大な予算をつぎ込んで、公共事業で建設してきました。
 しかし、その新興住宅地も、2、30年も経つと、子供たちは長男長女時代ですから、就職、結婚でどこか他県に行ったら、残るのは両親だけ、退職金でローンを返し終わったと思ったら、病気で倒れ、病院に行くにも遠くて不便、車椅子では使えない、とかいろいろあって、最後は空家になってしまうことになります。空家が多くなれば、やがてゴーストタウンに。人口は今後の50年で今の約四分の三になりますから、住宅もそれだけ不要になります。
 その住宅地に引いた道路も、水道も、ガスも、電気も、ほとんど使われない無駄な社会資本になってしまいます。
 「家は要らないから更地にして売る」となると、高いお金をかけた住宅もみんな建設廃材になってしまい、これまた膨大な資源のムダ使い、ゴミ問題、環境問題を発生させます。
 日本の住宅の平均寿命は約23年と言われますが、不便で、遠くて、使い勝手の悪い住宅を、「個人の責任」といって作らせつづけてきた政治・行政の政策不在の結果がこれです。
 勤労者には、時間のムダ、金のムダ、人生のムダを強い、さらに資源のムダ、環境のムダ、税金のムダを、国全体に発生させています。
 住宅政策の不在、都市計画の不在、土地政策の欠陥が、ばかげた今日の日本の国土の乱開発と、自然の破壊と、家庭や人間性の破壊まで生み出してしまったと、私は考えています。
 利権の政治を終わらせ、21世紀の国民生活の質を高める政治への転換が急務です。

(2015.07.05の注:人間の命、生活、希望が本当に本人の願いとして全うされるように、商売の道具であったり、政治・行政の道具だったりしないように、願いたいものです。)

by vmn05756 | 2015-07-05 22:02
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