人気ブログランキング | 話題のタグを見る

つづき譲・BLOG


自由・自立・連帯の精神のもと政治の課題等を考えます
by vmn05756
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
都築 譲 Profile
昭和25年9月23日生
63歳
- - - - - - - - - - - -
一色中学、刈谷高校、
東京大学卒
- - - - - - - - - - - -
労働省入省、
愛知県庁勤務を経て
参議院議員(1期)、
衆議院議員(2期)
幡豆郡一色町長(2期)
- - - - - - - - - - - -
(財)三河郷友会理事
- - - - - - - - - - - -
健康法 一日一個のリンゴ
身長178.5cm 体重70kg
- - - - - - - - - - - -
連絡所
岡崎市大西町字渕田61-22
西尾市一色町一色上屋敷
267
Eメール:
tsuzuki5055@gmail.com

カテゴリ
ブログジャンル
記事ランキング
以前の記事
2016年 06月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
検索
ファン
その他のジャンル
画像一覧

TPP交渉、旧論考ー918)改革は一体で⑤(官庁3)

6月25日(木)、
 9時、墓参。先日の叔母もそうだが、母、兄二人、姪、など6月の物故者がおおいなァ。

 今朝の新聞では、TPP(環太平洋連携協定)交渉がアメリカ議会の法案決定で進展するとの報道。今ごろ何だ、と言いたくなる。2~3年前には、日本だけが国内業界の解決ができず、TPPに乗り遅れる、という話ばかりが政府とマスコミから流されていた。アメリカなど未だに準備できていない。日本国民を官・マスコミあげて追い込んでいたようなものではないか。 


旧論考ー918)改革は一体で⑤(官庁3)  (2004.09.18 作成)

 国の地方に対する権限を減らすことは、自治体の自由度を増すこと、地方分権から地方主権へとつながる道です。
 明治4年の廃藩置県によって、江戸幕府と300諸藩の体制が郡県制に改められ、強力な中央集権によって、全国を急速に近代化にしようとしました。この強力な中央政権が間違って軍部独裁に至ったことから、占領軍は英米型の自治制度で分権化することを求めました。そして戦後の日本国憲法では「地方自治」が定められ、地方のことは地方で決めることとされたのです。
 ところが、突然「自治」と言われても、江戸時代の諸藩時代の記憶もなく、また地方には人材も組織も予算もなくて、戦争の廃墟の中からの復興や民生の安定を速やかに進めていくために、結局「中央主導の地方自治」になってしまいました。
 そして、そのときの仕組み、つまり業務内容の指導、予算の確保、組織の運営などが今日まで続いていますし、それだけでなく、「地方自治とはそういうものだ」という意識までも引き継がれてしまったのです。
 結果は、今日でも、地方の首長さんも議会議員の皆さんも、毎年、予算の時期には大挙して東京に来て、官庁に陳情して回り、地元出身の国会議員には口添えをお願いして回る、という光景がつづきます。
 要は、中央に金も力も集まりすぎているのです。それが中央集権ということです。だから分権というのは、その金と権限を地方に配分することです。 
 2000年の分権推進法によって機関委任事務の廃止など、国と地方の事務事業のあり方の見直しが行われましたが、不十分な改革に終わり、結局ほとんど変わっていません。
 実際、本来地方でやるべき仕事を逆に国の事務に吸い上げてしまったり、交付金や補助金といった予算をにぎり続けたりしていますから、今でも「三位一体」なんてことで騒いでいるのです。
 本当の地方自治とは、住民の生活に身近な行政課題、必要な行政サービスは、自治体が、独自に、迅速に判断したり、解決したり、的確に提供することです。中央にお伺いを立てて、一年後、時間がかかれば十年後、なんて他人まかせの話ではなくて、自前で、行政内容の企画力、決定能力を持ち、同時に予算、人員等の政策実行能力を持たねば、自治、ジチといっても絵に描いた餅です。
 それを千人とか一万人とかの町や村に求めることができるでしょうか。税収などは、町長さんと議員の皆さんの報酬で全部消えてしまうでしょう。またその人口で、教育、土木、福祉、環境、などの企画から実行までをやれる人員体制が取れるでしょうか。
 だからこそ、自治体の規模を、40万人規模、全国で300くらいの中核市クラスにまとめるという考えは、財政的にも、人員体制的にも、国に頼らない行政を実行できる地方自治の基礎的な条件になると、私は思います。
 そして、40万人の中から選ばれる首長さんも議員さんも、それだけ厳しい競争の中で選ばれるのですから、見識と能力を兼ね備え、1000億円とか2000億円の大きな予算を、適切に市民のために執行してくれると思います。
                             (つづく)

(2015.06.25の注:改革は進まず、今でも日本はどこまでも中央集権、国家統治の国だなと思います。町長の時に、社会保険の問題で職員に指摘したら、「県の係長に聞いてみます」という返事でした。町の税条例の改正の時でも、国税庁から「00町の**条例の改正案」などという見本が送られてきていたのをみてビックリです。結局「お上」のいう通りです。)

by vmn05756 | 2015-06-25 22:05
<< 銅版画展、一色地区市政懇談会、... 旧論考ー番外)デリマ選手と小泉首相 >>