3月18日(火)
四国お遍路⑤-41
第41番札所ー稲荷山龍光寺(いなりざんりゅうこうじ)
山門の代わりに「石の鳥居」が立つ。「三間のお稲荷さん」と呼ばれる(宇和島市三間町にある。)。
ご本尊は十一面観世音菩薩。創建当時は本尊として「稲荷大明神」を祀っていた。明治の神仏分
離で元の本堂が稲荷神社となった。それが今の階段の上に立つ神社の社殿。
稲荷信仰は全国に多いが、もともとは五穀豊穣を祈るもの。真言密教の稲荷荼枳尼天(だきにてん)と結びついて全国に伝
播。キツネを神の使いとし福徳(商売繁盛、開運など)を祈願する。
(写真上:参道に立つ石の鳥居。年期がいっている。)
(写真中:石段の先の赤い鳥居は稲荷神社の入り口。石段の中腹で左に行けばお寺の本堂、右に行けば大師堂。)
(写真下:中段に立つ地蔵菩薩像。民衆の信仰は篤い。)