25日、中国の漁業監視船が今度は尖閣列島の日本領海に侵入したことに対し、外務次官らが、中国側にこうぎしたとの報道。当然のことだと思う。民主党の代表選挙にあわせてまたかという感じだ。ロシアも同様に今度は北朝鮮と天然ガスパイプライン開発で合意している。代表選挙という政局の不安定な時期を狙って揺さぶりをかける中ロの了解でもあるのだろうか?しかし、毅然とした姿勢と方針を示して対応しないと、侮られ、無視され、やがて既成事実とされてしまう。国際法さえ守る意思がないのは、いままでの抑圧への反動か、自分が中心という中華思想の実践か、いずれにせよ厄介な隣人とどうお付き合いして、意義ある互恵関係を築いていくのか。外交は国政の最重要課題である。しかし、代表選挙の候補者たちの考えが見えてこない、なにか当面の課題ばかりに気を取られ過ぎの感がある。緊急事態への対処も重要だが、100年、200年の日本の行く末を内政、外交を含めてしっかり描き、現在為すべき政策を語ってほしいと願っている。