1月28日(月)、朝起きると戸外はうっすら雪化粧。寒いんだあ。
連絡、挨拶、面会、お見舞いなど。
日曜日(27日)の毎日新聞のコラム「時代の風」を何度も熟読する。執筆者はフランスの経済学者・思想家のジャック・アタリ。5週間に一回の割で執筆を担当するが、毎回鋭い切り口で日本の課題も含め世界的な視点から問題点、世界の動向、将来の方向などを抉り出す。本質的な、普遍的なテーマを分析し、洞察し、簡潔かつ明瞭に指摘するその知性には敬服。政治にたずさわる者として同じ時代に生きて良かった、と正直思う。もっともその指摘を実践に移すことができない非力を嘆くのだが。
今回のテーマは「民主主義の将来」。民主主義は理念を欠けばポピュリズム、安定した指導力のためには政党の大改革が必要、欧州統合は国家の弱まりを示す、しかしそれは民主主義の衰退ではない、長期的には民主主義の地球規模化が必要、それがなければ金融や行政機関による独裁が支配するポピュリズムの脅威がくる、と警告。なるほどネ!