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つづき譲・BLOG


自由・自立・連帯の精神のもと政治の課題等を考えます
by vmn05756
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都築 譲 Profile
昭和25年9月23日生
63歳
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一色中学、刈谷高校、
東京大学卒
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労働省入省、
愛知県庁勤務を経て
参議院議員(1期)、
衆議院議員(2期)
幡豆郡一色町長(2期)
- - - - - - - - - - - -
(財)三河郷友会理事
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健康法 一日一個のリンゴ
身長178.5cm 体重70kg
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連絡所
岡崎市大西町字渕田61-22
西尾市一色町一色上屋敷
267
Eメール:
tsuzuki5055@gmail.com

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失われた20年を超えて

1月14日(月)、成人の日。おめでとう。
 1993年に生まれた若者が20歳になる。この年から政治改革の動きが本格化した。6月には宮沢内閣不信任案が可決され自民分裂、8月には非自民連立の細川政権が発足した。衆院小選挙区選挙制度の導入、自民・社会・さきがけの村山政権誕生、参議院愛知再選挙で私が当選、新進党の結党と3年後の解党、阪神淡路大地震、自民党内閣の復活、小泉劇場政治、民主・自由の合併、それから6年後の2009年の本格的政権交代の実現、年替わり総理の時代と政治劣化の進行、そして自民党の公共事業ばら撒き予算と復古調の第2次安倍政権の成立、などなどを考えるとこの20年の改革の努力は何だったのかとツクヅク思う。
 ましてや軍隊の復活とか核武装の検討なんて平然と党首が言い放つような世の中は、20年どころか太平洋戦争前の暗い時代に引き戻されたような暗澹たる感覚になる。
 景気を良くする、というばら撒きの甘言で票を誘い、住専問題の時の「大蔵省日銀課」と蔑称された日本銀行の独立性の強化方針をアッサリ忘れて「連携強化」と言う。時代の変化に対応した進化とか進歩と言うことは、政治にはないのか。20年前に何が起こって、何を政治はして来るべきだったのか。
 実際にこの20年間は、「小沢叩き」の20年ではなかったか。「小沢一郎」を叩けば評判が上がる、正義だと称えられる馬鹿げた風潮が、政治家、政党だけでなく、マスコミ、官庁、業界などに蔓延し、正しく小沢氏が指摘するビジョンや政策に真正面から向き合い、その意味をまともに考えて来なかったせいではないか。
 そのビジョンや政策とは何か。根本の課題は二つ。一つは東西冷戦の終焉に伴う世界の構造変化への対応であり、もう一つは戦後一貫して肥大化してきた官庁の官僚主導・専横政治の民主的システムへの大改革である。アメリカ任せの外交と官僚任せ内政を改めて、国民の声を真剣に聞き、国民の将来を真剣に考えた政治の実行である。それは国民に選ばれ、国民に対して責任を負う政治家しかできない。日本人に対し責任を負わないアメリカ人にも、汚職事件以外には責任逃ればかりしている公務員にも出来ないのだ。原発事故対応や最近の学校のいじめ・体罰による自殺事件を見よ。国民は人間として尊重されているだろうか。
 小沢氏が著した「日本改造計画」の提言の多くは実現されてきたが、いまだ未達成のものも多い。私などは、東京からの自由、企業からの自由、長時間労働からの自由、性差別からの自由など五つの自由を今でも大きな課題として取り組まねばと考えている。
 原発事故の不安、1000兆円の借金返済、若者・中堅層の雇用の劣化、少子化の一層の進行、女性労働の差別、貧富の格差の拡大、近隣諸国との緊張と世界の中での孤立化の心配、などなど内政外交ともこれから一層多難さを増すだろう。だが、小沢氏が指摘した原点に返ってこの20年の失敗を克服していく努力を怠ってはならないと訴えたい。民主主義、自由人権、平和主義を国是とする日本が、世界の国々と友好と協力の関係を築き、日本の国民の将来を確かなものとするために、政治家の責任は益々重い。

by vmn05756 | 2013-01-14 07:11
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