6月25日(月)、夕方TVニュースで民主党代議士会の模様を放送、野田首相の「心から」のお願いを見る。政治はリアリズム(現実主義)である。日本の将来が心配されるのは、
国会や公務員制度など統治構造のムダ遣いの改革が進まないのに増税だけしようとするからである。政治家は国民にも仲間にも心から誠実に対応することは大切だが、その前に国民に不幸を押しつけている今の仕組みの現実をしっかり弁えることが必要である。「政治はリアリズム」ということは、政策の実行が国民の生活に与える利害損得を冷静に判断することと、リーダーであれば仲間が納得するビジョン、政策力、説得力、実行力を備えて社会を引っ張っていく力(ヴィルトゥオーゾ)をあわせ持つことにある。今までの政治の怠慢と官僚の不始末のために、仲間の一部を袖にし、他の仲間に頭を下げることではない、と思う。ましてや、自民党から党内の反対者を除名するのかなどと聞かれる筋合いではない、と思う。守るも攻めるもくろがねの・・・両方とも沈没だー!
(写真:道端のハイビスカスも力一杯咲き競っている。だから余計に美しい。頭を下げるのは枯れるときである。)