6月5日(火)、芒種。「環境の日」とも定められている。盛り上がっていないけれど。
さて、昨日の内閣改造に伴い法相の指揮権発動の話が報道に。大切なことだ。どこの組織でもそうだが、権限、権力が大きくなるとどうしても「何のための組織か」という原点を忘れ、身内意識が強くなり、仲間内での庇いあいが横行する。公的な組織であればこそ、運営の透明性とともに、勢力均衡、チェック・アンド・バランスの仕組みが必要だ。その意味で、例の小沢裁判の虚偽報告書を作成した「田代検事」に対し検察庁の内輪では懲戒処分で済ます考えだったが、法相が刑事訴追するよう指揮権発動をすることについて野田首相に相談したとのこと、当然だと思う。首相がノーだから諦めたみたいだが、本来は国会議員も審査メンバーになっている検察官適格審査会に掛けるべきではないのか。証拠を捏造してでも人を罪に陥れようとするなぞ、法の正義に携わる資格があるのだろうか、と普通の人間としては恐ろしく思う。